2011年度 総会の報告

625日(土)、和邇文化センターで平成23年度総会が開催されました。昨年10月に発足してからはじめての通常総会です。正会員15名中、9名出席、委任状5名、欠席1名で賛助会員の方も何人か同席されました。平成22年度事業報告・会計報告、平成23年度事業計画・予算計画はいずれも承認されました。又規約の一部改正が行われ、総会と理事会の中間に議決はしませんが、会員ならだれでも参加できる運営委員会を置くこと、及び、会の目的に賛同していただける仲間(応援団的で会費無料)通信会員制度の設置等が決まりました。

    

   大津市の財政支援を受けパワーアップ事業として、@シリーズの勉強会、Aイベント行事、Bホタル復活講演会にも取り組むことになりました。ただ、人・物・金はいずれも不十分との認識のもとで出発した「しがの会」ですが、財政基盤を強化するとは言え支援を受けることへのためらいもあり、金のかからない地道な活動をすべきでないかとの意見も出されました。

平成23年度・方針

  (1)仲間を増やし、全員参加の活動をすすめること。

  (2)地域の方々に理解され、互いに協力し合える活動を目指す。

  (3)財政基盤を強化し、地域の行政や企業との協働を検討すること。

  (4)広報誌「里山だより」やホームページで、「知らせる」情報発信能力を高めること。

 具体的活動

  ・会員を拡大し、正会員・賛助会員・通信員会員合計で100名以上の団体を目指す。

  各種会議の開催、行政や自治会・各種団体との交流を深めること。

  ・広報活動の推進やホームページ(自前で)の立ち上げ。

  ・大津市パワーアップ事業(3つのプロジェクト)を実施すること。等          以上

 
 総会後の会員からの報告

6月19〜20日にかけて和邇川・喜撰川・鎌田川の上流から河口まで写真を撮った。

・和邇川は上流に汚染土壌処理施設があり、道ばたにバイクを停めて写真を撮っていると警報が鳴った。不法投棄を監視しているのではなく、監視する市民を監視しているんだなと感じた。

・和邇川・喜撰川・鎌田川とも、川を取り巻く土手や川岸の植物など環境はそれほど悪くないが、上流にある廃棄物処分場の影響もあるのか、昔に比べると水中の魚・貝・水生昆虫・水鳥など生物があまり感じられない。

・滋賀県や大津市の環境白書(2010年度版)を見ると、和邇川の水質は全く問題がないと書かれており、住民の実感から明らかにかけ離れている。住民の聞き取り調査(例えばいつから魚・ホタルなどを見なくなったか、など)や市民ボランティアによる川の調査(生物の分布について県が取り組んでいる)を提言したり、生物・底泥の重金属・有害化学物質・雨天時調査など原因解明につながる対策を県や市へ要望したりしていくことが必要である。

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